Blog 工事日記(野丁場)【セルフレベリング】

梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
週間天気予報が、毎日雨マークなんてことも珍しくなくて、左官屋にとっては悩ましい毎日が続きますね。

そんな中、弊社では高速ミキサーとモルタルポンプを併用したセルフレべリング工事を行いました。
セルフレべリングとは、コンクリート床の不陸を材料を流すだけで、材料の持つ自己流動性により平滑に仕上げることが出来る工法のことです。従来のモルタル仕上げによる金鏝押さえも不要になります。
最近ではポンプとホースを搭載した専用ローリー車に来て頂き、流し手間だけで施工が可能な方法もあります。しかし、今回は一度に打設可能な面積が小さい事と材料を各フロアに搬入することが難しかった為、一階で材料を練り、モルタルポンプで各フロアまで圧送する方法を取りました。

今の現場では、毎回約80袋の材料を練っていきます。
防塵マスクと保護メガネ等の保護具を着用していますが、練る際には埃が発つ為、練り手の人は大変です!!
材料も、水量や攪拌時間をしっかりと計測する必要があり、ただ練るだけではありません。均す際、途中で材料が切れないように練り続けなくてはいけません。


左官の仕事は「材料を塗る」という言う工事に目を引きますが、その前に塗りやすい材料や安定した品質の「材料を練る」と言う事が本当に大切な作業になります。

打設の際は、事前に設定した目印の高さまで材料を流していきます。


設定した高さになるよう注意しながら流していきます。
職人の経験と技術が必要なんです!


打設完了です。硬化すると平滑で綺麗な土間になります。
今回の記事は弊社が行っている野丁場の作業を紹介させて頂きました。