Blog 会社日記【新人と見る②「そとん壁」】

皆さまこんにちは。

この記事では、左官のお仕事を新人の植地と一緒に見ていきます。
左官の仕事に興味がある方、ものづくりが好きな方などにおすすめです。

前回の洗い出しに続きまして、今回は「そとん壁」を見ていきましょう。

そとん壁とは?


外壁(住宅の外側にあたる壁)には、いくつも種類があります。その中のひとつに火山灰から作られたシラスという材料を用いたものをそとん壁と呼んでいます。

自然素材で環境にやさしい、防水性断熱性にも優れている。スゴイ素材なのですね。

材料を準備しよう

左官の仕事は材料がないと始まりません。そこでこちら


大きな壁などを塗る時は必ずと言っていいほど出番が来る、ミキサーです。


電動でパワフルに材料を攪はんしていますね。

実は左官の材料というのは、水の分量や混ざり具合で仕上がった時の壁の色味やバランスが大きく変わってきてしまいます。そのためタイマーを使ってこねる時間もしっかり計測して、同じ分量同じ時間で練っていきます。

塗り付けよう

練り終わった材料は時間を置きすぎると、固くなったり状態が悪くなってしまいます。左官仕事はチームプレイ、みんなで一斉に塗り付けていきます。

近くで見ると湿っていて、小さい気泡がたくさんあるように見えますね。ここから水が抜けていって固くなっていきます。

搔き落とし仕上げしよう

そとん壁は塗り付けただけでは完成しません。仕上げ方にはいくつか種類がありますが、今回は搔き落としをやっていきます。

上の画像にあるような剣山などで表面を削りおとしていきます。

強すぎず、弱すぎずの力加減で削っていくのが難しいところですが、ここでも時間との勝負。乾きすぎるとうまく削れません。チーム一丸となって進めていきます。

完成

みんなで塗りつけて、みんなで削って完成いたしました。細かい調整などは必要ですが、大枠はこれで仕上がりです。

◆最後に

そとん壁はカビにくく耐久性も高いとのことです。自分が携わったものが今後何年も使われて残っていくというのが嬉しいですね。

現代の住宅において、手作業で仕上げる壁というのはかなり少なくなってきているとのことで、今回も貴重な経験をさせていただきました。

次回は今までと少し趣向が変わったものをご紹介したいと思います。

担当:植地