Blog 工事日記(野丁場)【洗い出し】

連日寒い日が続きますが
皆様お変わりありませんか?

12月から弊社では、リニューアルされる公共施設の「人造石洗い出し仕上げ」の工事をさせて頂いています。
お陰さまで、もう少しで無事竣工を迎えようとしています。

最初は工程も思った様に進みませんでした。人員の調整から材料の段取り迄、すべての事で予想外の事が起き、初めての試みも多かった為、毎日皆で悩みました。当然、変更も沢山あったので、変更の度にサンプルを作って先様にお伺いをしたり、試行錯誤の連続でした。

雪が降る様な過酷な環境で白い息を吐きながら朝早くから冷たい水を相手に材料を練り、一流の職人達が緊張した様子で材料を塗りつける様子は本当に忘れる事の出来ない光景で、先輩職人さん達が本当にかっこよく見えました。

あとわずかで終わってしまうのが、寂しいようなホッとしたような気持ちです。
それだけ充実した工事だったからだと思います。

ここまで来れたのも、職長の「あおの左官店」青野栄司さんのご尽力のお蔭です。最初の打合せ、洗い出しのサンプル作りから、現場では最後まで全体の事を考えて、職人さん達が作業しやすい様段取りをしてくれました。ピリッとした空気感を上手く作り、常に全員で良いものを作ろうと言う気持ちが伝わって来ました。
本当にありがとうございました。

また、沢山の仲間の職人さん達がこの工事にご協力頂きました。本当に感謝の気持ちしかありません。この場をお借りして御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。

途中幾度も打ち合わせに現場を訪れた際には何故か雨雲も付いて回り、先輩の職人さん達からは、「雨男」というレッテルを張られるという謎の被害を被る事もありましたが、それもまた良い思い出となりました。

これからもお互い助け合い、支えあっていければ嬉しく思います。よろしくお願いいたします。

—作業風景—


水を刷毛鏝に着け、表面を洗い出してゆきます。
石がきれいに現れる感動の瞬間。


大勢での作業。時間との勝負です!

—完成写真—


<みはま石 洗い出し仕上げ>
<みはま石 松煙墨入り 洗い出し仕上げ>
白と黒の色違いがきれいに仕上がりました。




<大磯石 洗い出し仕上げ>