目には見えない新型コロナウイルスが、再び猛威を振るい始めています。
更に7月は、各地に降り続く長雨と大雨で、左官業界にはなかなか厳しい毎日が続きました。
でも悲観ばかりしていては事態を好転させていくことは出来ません。厳しい今だからこそ、新しい事を考えたりチャレンジするタイミングなのです!
我が社もコロナ禍の中、この時代に合った「左官の仕事」とは何かを社員一同考え、邁進して行こうと思っています!
6月度の定例会を、7月始めに行いました。
時間的にあまり余裕がなく、短縮バージョンで近況報告中心に執り行いました。
この日は、新人のヒロさん初めての定例会参加です。
その2週間後の先日、7月度定例会を改めて行いました。
新入社員がまだ現場経験も浅いと言う事もあり「安全」にテーマを絞り行いました。
現場の安全協議会の教育資料より、今の現場で頻繁に行われる作業に対する事故事例の紹介や、これから積極的に取り入れる安全装置の紹介をしました。
また、毎朝のKY(危険予知)活動は何の為にあるのか、いつもは説明される側の若手と新入社員を職長に見立て、KY活動のシミュレーションも行ってみました。
はじめての試みで、照れや上手く出来ない部分もありましたが、いつも職長をやらない若手や先輩職人達も職長の難しさを少しは感じることが出来、これからの朝のKY活動に役立ててくれると期待しています。
— 皆からの普段のKY活動に対する意見や反省点 —
A:普段一緒に作業しない応援業者とも、危険に対する認識を共通していく必要があると感じるため、現場入場前の新規入場者教育にはもっと力を入れたいと思う。
B:現場作業が一人の時、一人KY活動が曖昧になっていたのが反省すべき点である。
C:新入社員が増えたので、新しい作業時には現地KYをしていきたいと思う。
D:同業者への応援作業に行った際も、KY活動表には目を通し、名前を確実に記入するようにする。
E:KY活動の時、職長の話をしっかり聞いて行動したいと思う。
F:今までKY用紙は、名前だけ記入して作業内容や注意事項を見ない時があったので、注意してゆく。
G:KY用紙を見て分からない箇所は、作業前に職長に確認すべきだと思う。
H:KY用紙に書いている内容が、毎日同じになってしまう。きちんと考えたい。
I:KY後、自分でも、持ち場の安全を常に確認してから作業に当たりたいと思う。
J:確認を怠った時に事故が発生するので、とにかく「確認」をする事に力を入れたい。
K:KY時の挨拶や身だしなみにも気をつけて活動して行きたい。
皆の声から、朝KY用紙を見ない人や、見ても名前だけ書いているだけの人達がいる事が分かりました。意識一つで改善して行ける事なので、声を掛け合って全員で注意して行きたいと考えています。
現場の安全協議会資料を見ながら、
事故事例の紹介と説明をしました。
工具の落下事故防止の為の、落下防止装置を購入。
紹介や説明を行いました。
セーフティコードも色々種類があることが分かりました!
全員で積極的に使用していきます!
高齢者作業員への現場内の配慮も考えて行く必要があります!
まだまだ熟練の先輩職人の力が必要ですから!
KY活動シュミレーション。
グループをAグループ・Bグループに分け、それぞれに現場シチュエーションを設定し、KYを行います。
その後はそれぞれの発表会です。
Aグループのミーティングの様子。
職長は若手の桂太くん。厳しい先輩達に色々突っ込まれていました。
発表のあと、全員で本日の特出すべき項目を唱和。
緊張して噛み噛みのヒロさん。
いつも安全活動に積極的な俊輔さんと、クニさん。
色々とアドバイスしてくれていました。
最後にもうひとつ。
「日左連」誌より「しっくい まるわかり大辞典」の活用方法が掲載されていたので、紹介させて頂きました。
我が社もしっくいを取り込んで行けるよう、ただいま勉強中です。素晴らしい活用事例が載っているので、真似できるところは真似していきたいと思っています!頑張ります!